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第二世代 サイトカイン療法

免疫療法の中では第二世代に分類される、サイトカイン療法について解説しましょう。

サイトカイン療法は、免疫細胞間の情報伝達物質であるサイトカインを利用して、免疫機能を高める治療法ですが、現在では、第四世代の免疫細胞療法の中で、インターロイキンなど数種類のサイトカインを利用した治療法が開発されています。

インターフェロンによる免疫活性化療法

私たちの体の免疫は、複数の免疫細胞が協力し合って機能しています。免疫細胞同士は、敵となる異物の侵入情報などを常にやり取りしながら体を防御していますが、その時に利用しているのが、サイトカインという物質です。

サイトカインとは免疫細胞同士が情報を伝え合うときに放出される物質で、免疫細胞の活性化を促すとされています。
特に、ヘルパーT細胞という免疫細胞が放出するインターフェロンは、がん細胞を攻撃する働きを持つCTL細胞を活性化させると言われていますし、樹状細胞が放出するインターロイキンという物質は、NK細胞やT細胞の働きを促進するそうです。

そのような作用を持つサイトカインを使って薬剤を作り、集中的に投与して免疫機能を高めるのが、サイトカイン療法です。

サイトカイン療法は、1980年代に夢の抗がん剤治療として一時話題になりましたが、インターフェロンの薬剤を投与するだけでは、想定以上の治療効果を得ることができなかったようです。実際は、副作用が強かったことと、腎臓がんなどの一部のがんにしか効果が見られなかったと言われています。免疫細胞を活性化させるだけでは、がん細胞を効果的に減少させる決め手にはならない…といったところでしょう。

しかし、現在ではサイトカイン療法は改良を繰り返され、違う形でがん治療に利用されています。

第四世代の治療への応用 インターロイキンで樹状細胞を刺激培養

インターフェロンやインターロイキンを直接投与するだけの方法では、それほどの効果が得られなかったため、現在のサイトカイン療法は違う形で進化しています。

免疫療法の中では第三世代や第四世代と分類されている、リンパ球や特定の免疫細胞を培養して投与する免疫細胞治療の中で、細胞を刺激する物質としてサイトカインが利用されているのです。

例えば、第四世代の免疫治療とされる樹状細胞を培養して行う樹状細胞ワクチン療法では、細胞培養の際の刺激剤としてインターロイキンを用いているそうです。

 
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